明治17・18年に鳥取県池田藩士族105戸、513名が団結移住し、鳥取村を創始。移住者総意のもと、明治24年4月23日、島根県出雲大社より御祭神「大国主大神」の御分霊を拝請して鳥取神社を創祀しました。
その後、大正9年に現在地へ3 度目の遷座をしましたが現社殿は昭和49年、4度目の御造営によるものです。
毎年 9月に例大祭を斎行し、6月9日には皇室と旧鳥取池田藩主 池田家から受けた恩に報い、移住者先祖の労苦を偲ぶため、
ゆかりの子孫らで結成された報恩会の慰霊祭が行われています。
平成3年には創祀100年を迎え、三笠宮寬仁親王殿下、同妃信子殿下が正式に参拝されました。
鳥取神社の御祭神『大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)』は、大変に多くの御別名 (『大己貴神(オオナムチノカミ)』や『大地主神(オオトコヌシノカミ)など』)がありますが、これは大神の御神徳が如何に広大であるかを示すものです。
一般には、『だいこくさま』と申し上げ因幡の白うさぎでよく知られています。
『天の下造らしし大神』とも申し上げますように、私達の遠い遠い祖先と喜びも悲しみも共にせられ、国土を開拓して、国造りに御苦心され、或るときは医療のことをお授けになって人々の病苦をお救いになり、慈愛のある御心を寄せて下さったのであります。