昭和15年、皇紀2600年を記念し、鳥取県聖神社より移住者の末裔に伝承されたものである。
一般的な獅子舞は神の御霊を慰めるものであるのに対し、麒麟(きりん)獅子舞は鳥取県東部に伝わる全国に類のない特殊な獅子舞で、
あまり技巧を加えないが、荘重で品格が高く、神を崇め、神威を怖れ畏んで舞うのが本領とされている。
昭和43年の開道100年を記念して、移住者三代目福本猿三氏が作詞、同三代目原田平八氏が作曲。
振り付けは移住者四代目花柳寿登芳氏による。
移住者の労苦を偲び、将来の発展を祈る歌詞となっており開道100年の記念式典に歌と踊りが披露された。
以来、開村記念日の6月9日をはじめ、毎月9日には境内にある報恩祠堂の前で踊りが奉納されている。
昭和38年の鳥取開基80年を記念し、鳥取市高田勇市長より、踊り傘数本が贈られ、鳥取県に伝わる「因幡の傘踊り」が伝承された。
白鉢巻きに白たすきの凛々しい出で立ちの若者が、傘をかざして踊る姿は誠に勇壮活発であり、調和の美が素晴らしい。
現在では釧路市の鳥取小学校・鳥取西小学校・鳥取中学校の生徒が郷土芸能として授業で習い、運動会などで披露している。
昭和45年、太平洋炭鉱マンにより保存会を発足し、創立以来、地元釧路を拠点として積極的に活動。
鳥取神社においては元旦や例大祭に、奉納太鼓として演奏を披露しております。